
今日は僕にとっては思いもよらない、事件とも言えるようなクライミングを成し遂げた日になりました。
瑞牆山ボルダー皇帝岩の「エンペラーモス」三段を
オンサイトしました。外岩で二段一撃もあったかどうかくらいの僕にとっては、あまりにも唐突でまったく実感がないどころか、後ろめたさというか不安さえ感じる今現在です。まぁ室井登喜男さんに直接聞いてみるのが早そうですね。
詳しくは後述しますが「高き御位」四段や「ヴォック」初段のちょい右、写真の木と木の間を登るラインです(だと思います)。とても地味~な感じですが、「こんなところ登れるの?」的な雰囲気は十分に醸し出しています。

今日もガジェット登場させます。ちなみに15:30くらいでは気温4.5°、湿度53%でした。湿度を見るとカラッカラではありませんが、ちょっと風があり昼前後のコンディションは良かったと思います。

皇帝岩に着いてそうそうのアップは低い面の「6級SD」。2つのポケットでSDスタート。アップとしては皮膚に痛い課題でした。次にすぐ左隣の「マントル6級」。手前のだらしないリップにぶら下がりスタート。キャンパで奥のリップへ。写真一番左のラインは以前登った「皇帝」二段、とても低いですがとてもオススメな三ツ星課題です。

今度は正面に回って右のラインから。あの一歩が緊張する「鏡」6級、「鏡」よりホールドが小さめでこれまた一歩が特に緊張する「剣」4級を連続で登り、次は一番左の「玉」2級。両手小さいポケットでスタート。かかりの良いポケットを繋ぎつつリップへ。以前は1級と思っていたラインですが、ロクスノの記載では2級になってましたね。なるほど足のチョイスが決まると本当にやさしく感じます。以前「剣」のスタートから斜めに左上して「玉」に繋げるラインも登りましたが、こちらは初段くらいだったでしょうか。

アップの最後は「皇帝」の左のライン「7級/2級SD」を。一番下のポケットを無理やり両手で持ってスタート。一応ロクスノの記載どおりポケットの左側は使わなかった(正確にはポケットのすぐ左にあるホールドを使わず、凹角左側の面も使わなかった)のですが、ちょっと説明の真意がわかりませんでした。
で、アップを切り上げふと目に付いた「エンペラーモス」のオブザベーションに入るのでした。