
今日は久しぶりに早川ボルダーでちゃんと登ってきました。つい先日短い時間偵察には来ていたので、今日は一応本気トライ日です。
まずは先日見られなかった道場(岩の名前です)の偵察。(や)こと山森さん情報で上流の「榊正宗」や「こんぼうす」の岩が移動してしまったと聞いていたので、道場が心配でやってきました。早川ボルダーは下地が変わりやすいのです。
で・・・、大丈夫、無事です、登れます。今年の大雨の影響でランディング面の砂地は以前よりさらに流され、凸凹の岩盤が結構むき出しになっています。当たり前ながら下手な落ち方はできません。ですが、良かったところもあります。「斬」二段のSDスタートの可能性が生まれたのです。このラインは早くトライしたい!という気持ちをグッと抑えて、とりあえずアップ。

岩の冷たさも少しは和らぐだろう昼過ぎに着いたのですが、早川はこんな感じの気温&湿度でした。風もなかったので直射日光が当たる時間は気温以上に暖かく感じました。

まず道場のすぐ下流の岩のフェイスをトライ。左手大き目の穴、右手同じくらいの高さにある斜めホールドでスタート&直上。4級くらいでしょうか。久しぶりの早川ツルツルフリクション+砂っぽい感じにビビリながら一撃。

次に道場のガバガバトラバース。地面が掘れたのを良いことに今までより一段下(たぶん)からスタート。120°位に被っている面を右に5~6m、ほぼガバで気持ち良くトラバースします。こちらは6級くらい?
でその後は「ぶちゃラッテ」初段をトライするも、スタートから力いっぱい(僕にとって)のアンダーで単純に力負け。ガバなのに右手のアンダーが弱すぎでした。修行して出直します。「斬」SDに後ろ髪引かれつつ、今日登るつもり全開で来た
「炭団」「自堕楽」のあるボルダーへ車で移動。
西山温泉慶雲館の川向にあるこのボルダー。露天風呂から見えることもあってアプローチ&トライするのもやや気がとがめる岩なのですが、初段の課題2本はどちらも中間部まででグレードが付いてる系とはいえ、短くも「これぞボルダリング」という好課題。まぁ今日2本とも落とせばもう来なくて良い訳ですから、と言い聞かせて吊り橋+滑落しそうなアプローチ。

まずは
「自堕楽」初段から。数年前に触っているのですが、今日はこの岩はチョークの跡ゼロ。地面が若干上がっているせいもあってか、スタートポジションに悩みました。左手インカットした顕著なカチ、右手は同じくらいの高さにある黒っぽいピンチで、半分寝転ぶような体勢でスタート。ちなみに写真左面の薄被りが「炭団」のあるフェイスです。

「自堕楽」は平均しても130°くらいの傾斜がある課題なので、足を擦らないような、また体が剥がされないような工夫が必要です。数回のトライで下部のムーブを解決し、うっかりそのまま掃除してない上部へ。ここで砂っぽい所に置いた(雑っ!)足がスリップ。カチで無理やり耐えたら、指と爪との間がパックリ、そして流血。でも降りたらもったいないので、とりあえず気合で完登。
ここで満足してやめたらまた来なきゃならないので、なんとしても「炭団」も登ってしまいたい。ということで迷いなく爪の間にアロンアルファ投入。
「炭団」(たどん)初段も以前触ったことがあったようななかったような・・・ほぼ忘れているのでムーブ作りから。左手逆「く」の字型ホールド、右手は同じくらいの高さにある斜めガバでスタート。当方身長168cmですがちょいツンツンです。写真の棒は僕の身長くらいに合わせてあります。

こちらも足技が重要っぽい課題。105°位のフェイスの外傾ホールドを足を活かして持って引く。最初はオブザベしたホールドが取れなかったり、使えなかったり。思ったような動きが不可能だったり、足の位置をずらしてみたりと試行錯誤な感じ。でもトライを重ねるごとにあら不思議、確実に持てるようになってきました。10回くらいはトライしたでしょうか。中間部のガバをダイナミックに止め、上部は慎重にホールドを選んで苔を避けつつ・・・完登できました!
いや~、登れて良かった。爪の間裂けてでもトライした甲斐があるってもんです。どちらの課題も場所が場所なら大人気課題になってることでしょう。
今回の
早川ボルダリングで雪さえ降らなければ、まだまだへっちゃらで行けることがわかりました。風がなければ日中は暖かいし、人もいないのでのんびりクライミングが出来ます。僕的には登っていない高難度課題もまだまだあるし、それにプロジェクトも生まれちゃいました。これは年明け早川通いになりそうです。
ひとまず明日からアクティバでアンダーを鍛えておこうっと。
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