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兜山(兜岩)の山火事はクライマーによる失火

2012-01-31 Tue 10:37
 昨日の兜岩(兜山中腹のロープクライミングのエリア)の山火事、残念ながらやはりクライマーが暖を取るため(Twitterに書きましたが、どうやら違いそう)の失火だったようです。

 山梨日日新聞によると、30日の14:15頃笛吹市春日居町の兜山の中腹から煙がでているのを通行人が見つけ通報。この火事ですでに山林の下草などおよそ2000㎡を焼失。ロッククライミングのために兜岩(兜山)を訪れていた男女3人が「火で暖を取ろうとした」と話していることから、失火が原因とみて詳しく調べているそうです。

 消防署員や消防団員約70人が約30分登山道を登り、署員はジェットシューターでの消火活動。山梨県では、防災ヘリの「あかふじ」がメンテナンス中で飛べないということで、埼玉県に防災ヘリの出動を要請し空からも消火にあたったとのことです。

 またこの火事によるけが人はいないそうです。
 火の始末なんて「当たり前のこと」と思っているだけに、アウトドアカルチャーに携わる者として本当に残念でならない・・・。

 個人的には焚き火も好きだし、寒がりだから暖も取る(最近はガスストーブやカイロが多いけれど)。今回の山火事当事者だって山火事を起こしたかった訳ではないだろうから、完全なる不注意なんだろう・・・じゃぁしょうがない・・・仕様がないのか?!

 配慮が足りない、脳内シミュレーションが足りない、対応が見えない。総合的に見て想像力が足りないように感じます。

 乾燥注意報も出るほど乾燥しているこの季節に火を扱うことの怖さ・注意点、枯れ草・落ち葉に火がついたらどうなる可能性があるか、またどうするべきなのか、携帯で第一に通報できなかったのか・・・。


 危険を回避する能力もクライミング能力の1つだし、先を読んでムーブを組み立てる創造性・イメージ力もクライミング、ひいてはアウトドア人として持つべき重要な要素だと僕は考えています。

 山で火を扱うことは僕だって多々あるし、多くの人もそういう状況に今後もなり得るでしょう。不注意は誰にでもあるものですが、シミュレーションと責任感を忘れずにアウトドアカルチャーを満喫してもらいたいと思います。この兜岩(兜山)の件で入山禁止や登攀禁止等にならないことを祈ります。

 最後に消火等活動にあたった方、特にボランティアである地元消防団の方々、当事者は誰だかわかりませんが同じクライマーとして申し訳なく思っています。本当にご苦労様でした。
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