
5月最終日は重役出勤で、昼過ぎから早川ボルダーに行ってきました。今日も含め連日の雨だったので、「雨でも登れる外岩・・・」ということで早川の下流のエリア右岸側壁の「柴田トラバース」通称「柴トラ」のある岩に向かいました。
小雨が降り、チョークを乗せても触った瞬間に黒くなる湿度感最高の悪条件でしたが、被っているので雨降りの中でも登らせてくれる貴重な岩です。岩質は御岳のチャートに良く似た感じです。スケール自体はかなり大きく、横幅10m高さ6mほど、側壁なのでトップアウト課題はありません。
今日のお題は、毎度雨の時にしか行かないためコンディションが悪い印象しかないトラバース課題
「柴トラ」初段。僕の手順では中継も含めて30手ちょいです。う~ん長!
リーチーなムーブがありますがホールドの向きが多彩で、特に中間部までは気が抜けません。スタンスは概して良いのですが、なにぶんホールドのフリクションが悪い。だいぶ前に登っている山森さん曰く、良いコンディションでトライすればそれほどでもないとのことですが・・・。晴れたら違う岩に行っちゃいますからね^^;
以前も雨の日に数日トライしているので、ムーブを思い出しながら組み立て組み立て・・・。核心を過ぎてからの泥スリップ落ちも味わいました。必要以上にホールディングに力を込めた感がありますが、5便目くらいで何とか登れました。いや~パンプしかけました。レストポイントでシェイクしなかったら、後半の簡単なセクションも正直やばかったかもです。
両手を離せるところでゴールというちょっとあいまいな感じではありますが、後半部は難しくないのでひたすら右に行き、岩が凹んでいる所でゴールとしました。もうこの辺りまで来ると本当にスタンスは泥だらけ。ちなみに今日はフォールするとシューズが埋まるほどの泥が待っていました。
初段ですか・・・ムズッ。長いのでルートのグレードが似合う気がします。デシマルグレードでは5.12後半、コンディションの悪さから体感は13aってところです。
今回の「柴トラ」スタートよりさらに左からのSDスタート、上方向へのリンクもの、真ん中SDからの直上等、ホールドがたくさんある分ラインも、派生課題もアリアリです。この岩では「柴トラ」初段以外の高難度課題はまともに登れていないので、またこの岩にも来ようと思います。もう少しコンディションが良いといいのだけど。あっでも雨の時じゃなきゃ来ないかも・・・。
早川ボルダーは標高の割には夏でもいける(当然昼は暑いですが)ので、花崗岩がつらくなったら織り交ぜていこうと思っています。何より川があるってのはいいですよね。
スポンサーサイト