
天気予報が曇りとはいえ梅雨の最中なので、だめもと&ドライブ気分で長野県は
小川山に行ってきました。当然1人なので
ボルダリング。早めに出発したので道も空いていて、アクティバから車で1時間30分ほどでした。
着いた瞬間は小雨、ゆえにとりあえず車中で仮眠。ちょっとすると雨もあがり、湿度感満点の曇り空に。本日コンディション的な唯一の救いは軽く風が吹いていたことです。まずは雨後の鉄板、乾きの早いビクターへ。
湿気てはいますがとりあえず岩は乾いてきたので、ビクター裏面で唯一登れていない課題「逆モファットトラバース」初段を狙うことに。
去年夏「モファットトラバースⅠ」1級を登った後にトライして、ムーブを少し作ったところで終了していたのでそれを思い出しつつ、変更しつつ・・・。
核心はややだらしないホールドを保持しつつの、輪をかけてだらしないスタンスからの動き。「モファットトラバースⅠ」よりも力を岩に伝えにくいびみょ~な課題です。
フリクションがいまいちだったので昨年よりも保持はできていない感じでしたが、持ち方と足さばきを少し変えることで悪いなりにも光明が見えてきました。
それでも確率が悪いというか、うまくできていないというか・・・もどかしいトライが数回続きややへこたれましたが・・・なんとか「
逆モファットトラバース」初段完登できました。良い季節にやったら今回のトライよりはもっと簡単に感じるんでしょうね。
とりあえず自分に課したノルマ「逆モファット・トラバース」初段が終わり、時計を見るとまだ時間が早かったのでせっかくの
小川山だしもう少し登っていくことに。で目を向けたのが10年ほど前のへっぽこ時代に数トライ「うに迂回」だけに触ったことのあるボルダー、林の中のボルダーエリアのホワイト・ブロック。知る人ぞ知るプロジェクト「うに」のある岩です。
とりあえずホワイトブロック周辺に久しぶり(完登時期を記入している私の黒本を見たら、スィールを登ってから7年が経っていました^^;)に来たので、思わずうれしくなって「スィール」3級のリピートやらオンサイトやらを楽しみました。
まずホワイト・ブロックの「ホワイト・クラック」7級(思いの外悪かったです)、顕著なダイクをトラバースする「ホワイト・ノイズ」4級、一番右側の3級(こちらはなんだか簡単です)、タートルのSDスタートからの4級・・・。

んあじゃ次はということで、以前は全くありえなかった「
うに迂回」1級をトライすることに。ラインから見て右のクラックは使わない感じ。・・・初手が遠っ!私身長169cm位ですが「あうっ!」って言っちゃうくらい遠く感じました。
でもまぁ簡単に諦めちゃうのもシャクなので、パズル的頭脳フル回転です。・・・でホールドとスタンスの位置関係をいろいろ工夫・調整するトライを数回(木に寄りかかれば上のホールドまで簡単に触れます)・・・。あっ届いた!
というそのトライで「うに迂回」1級完登できました!上部の左遠めのカチに来るところも結構デリケートで気が抜けないのですが、ここはスタンス集中力でカバー。いや~良かった!完全に自分でムーブを作っての完登はグレード以上の喜びですね。
ここ最近のボルダリングブームで、主要ボルダーエリアでは他人のムーブが目に入るのが当たり前になってしまっていて、ちょっと切なく思っていたところ。小川山はそんなエリアど真ん中ですが、この日はボルダラーに一人も会わないという非常に珍しい状況で、コンディションは悪いながら自分のペースでクライミングができたことは実に幸せでした。
最後にアクティバのお客さんで小学校4年生の女の子、戸田萌希(ほまれ)ちゃんが「エイハブ船長」をトライしていて、完登も視野に入り始めてきたので偵察がてら私も
「エイハブ船長」1級をリピートしておきました。だいぶ前に足を大怪我してから因縁の課題であり、来たら毎回登る課題。でも一度もトライしていなかったリップからの右抜けに挑戦してみました。
昔は「それは女の子用のライン。男は左抜け(真上)でしょ。」位のことを言われたもので、右抜けはやっていなかったのです。リップのガバをマッチして・・・・・・奥に穴があった!登れました。最後にちょっと勇気が要りますが、こちらの方がリーチ差が出にくいのは確かでしょう。
身長140cmにも満たない小4の女の子がエイハブ。想像すると鳥肌が立つくらいカッコいいです。がんばって完登してもらいたいものです。全面的に応援してます!!ほまれ、がんばっっ!!
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