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山梨・関東近郊のボルダリングエリア等を写真トポで紹介しています。

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小川山ボルダー「忘却の果てvar」二段

2009-07-20 Mon 23:58
忘却の果てvar
 7月の三連休最終日は悪コンディション覚悟で小川山に行ってきました。1人だったのでボルダリングです。山梨は前日までぐずついた天気だったので登れる状態か不安だったのですが、「どうしても外岩に行きたい病」が発症したのでちょっと早めの出勤でした。

 とりあえず激混みです。上の大きな駐車場は当然のように満車。下の林道沿いも下の写真の有様です。キャンパー、ハイカー、ロープクライマー、ボルダラーが入り乱れ、まぁ夏休みの入り口という感じでした。でも悪コンディションを知ってか、ボルダラーは比較的少なかったように思います。


 今日は小川山ボルダリングの鉄板「黒本」ではなく、あえて山と渓谷社の「日本100岩場3伊豆・甲信増補改訂版」を持ってきていたので、黒本に収録されていない、比較的新しい課題をチェックしようと。たっくんに出くわしたりしつつ、エリアはなんとなく当てもなく石楠花遊歩道エリアに。

 とりあえず天気は晴れているのですが、ちゃんとは乾いていない感じです。ゆっくり石楠花遊歩道を降りていって、課題を見ていきます。最近はトポと見比べるようなこともなかったのですが、結構初段や二段の課題もあるんですね。「遠き山に」やら「再会」、「弐泣」「落武者」そして魚岩のいくつかのラインをチェックしました。

 とりあえずトライはせずにもう少し降りて、知っている課題でアップすることに。でまず足が止まったのが忘却岩。
 ここではマントルを返さなければ実にアップに最適な課題、忘却岩のマントル2級をゆるゆると触り、以前登っている「忘却の果て」初段(だいぶ昔の話ですが小川山で登れた二本目の初段です。ちなみに小川山で初の初段は「神の瞳」)にシットダウンスタートっぽいバリエーション課題があることを確認。

 さらに降りて一筆岩のカチとハイスタンスの課題「達筆」3級をリピートし、ついでに「一筆」初段を触る。フリクション勝負な要素も多分にあるのかちっともできない。すっとこどっこいなトライを続け、ようやく離陸できるようになったら今度はぬめってすっぽ抜け。敗退しました。秋に来たら登ります、はい。


 指皮がちょっと減ったところで、さっきちょっと気になった「忘却の果てSDバリエーション」二段をトライしてみることに。「忘却の河」のスタートの顕著なガバ周辺からのスタートから、右上して「忘却の果て」に合流するようです。

 まずはスタンディングスタートの「忘却の果て」初段をリピート。と思ったらクラックがことごとく湿っていて、アンダーを拾ったところで手が滑ってフォール。なかなかの悪コンディションに閉口しつつも、次のトライで何とか登れました。いやぁ良かった、登れて。

 ということでバリエーションオリジナル部分のムーブ解析に移行。スタートは手で一番いいところを持ってしまうと、スタンスがだらしなくてうまく推進力が得られない。頭を捻りつつ数トライ。はっ!手に足?!これならできそう。ヒールフックしつつ反対の足でうまく蹴って・・・。おっいきなりできた!

 で調子に乗ってそのままつなげると、普通の「忘却の果て」のパートで手が抜けてフォール。クラックからの染み出しがひどいです。学習しないかのように似たようなフォールを2回繰り返したところで不貞寝。

 ・・・30分後、しょうがないのでホールドに少量のチョークをデポしてトライ。功を奏して集中すればぎりぎり抜けない感じ。で次のトライでマントルを緊張しつつ返し、「忘却の果てバリエーション」二段なんとか完登できました。

 見た目的・直感的にはもう少し早く登れると思ったのですが、コンディションで思いの外かかりました。グレードは2段の中ではやさしめ、良い季節なら初段とか初段+くらいに感じるかもしれません。とはいえ諦め半分のこの季節に登れて思わぬ収穫です。「忘却の河」や「大いなる河の流れ」が終わってしまい、「幻の光」くらいしか石楠花エリア下部では残っていない、というくらいの方にオススメです。

 完登後はクリーニングをして、時間は早かったのですが道が無駄に混むのもいやなので撤収。数年前大西君の初登したいくつかの課題もトライしたいので、小川山には夏の間に避暑がてらまた来たいと思っています。
2009の7月3連休
小川山2009の7月3連休2
 昨今のクライミング、特にボルダリングの盛り上がりを考えつつ週末ETC1000円を加味すると、お盆周辺の混みっぷりは想像に難くありません。標高が高く涼しい、夏でもそれなりに登れる小川山はこの時期重宝しますからね。キャンプも混雑を除けば、金峰山荘ナナーズで至れり尽くせり、快適ですし。
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